レース展望

男女ともトップ伯仲で大接戦シリーズ

銘柄レーサーの力量が伯仲していてV争いは大激戦ムードが漂うが、トップ期待は芝田浩治。昨年の尼崎戦は5節走って優勝1回、準優勝2回を含め、4優出とさすがの安定感。今年の新春・大吉決定戦は準優で敗退したが、どんなモーターを引いてもビシッと上位パワーへ仕上げる調整力も心強く地元アドバンテージを最大限に生かす。市川哲也は1997年当地グランドチャンピオンVを含めSGV4、G1V19。久しぶりの水面だが、絶妙のコーナーテクニックで魅了。今村暢孝、平田忠則、永田啓二の福岡トリオもシャープに自在攻守を極める。

昨年はクイーンズクライマックスのシリーズ回りだった竹井奈美だが、今年は賞金ベスト12ターゲットに全国を闊歩(かっぽ)。女子レベルを超越した攻撃力は迫力満点。スピードターンでヒケを取らない守屋美穂の活躍も必至。藤崎小百合は機動力とパンチ力アップが光っていて今年はさらなる飛躍へ気合満点。落合直子、原田佑実、佐々木裕美は速攻ファイト、堀之内紀代子、山下友貴、深川麻奈美に変幻アクション。
昨年クイーンズクライマックス準Vの寺田千恵が急遽追加して一躍V候補トップへ躍進。

主な出場予定選手

  • 3484
    芝田浩治(兵庫)
  • 3499
    市川哲也(広島)
  • 4556
    竹井奈美(福岡)
  • 4482
    守屋美穂(岡山)
PICK UP!

地元果敢ファイトに期待

4365
盛本真輔(兵庫)

かつてはチルトをマックス3に跳ね上げ、大外から豪快に攻めていくシーンも多く見られた兵庫No.1のイケメン盛本。尼崎名物のひとつとして人気も博していたが、2012年4月から順次導入された新基準プロペラは完全に逆風になり、苦戦することもあった。勝率も低迷したが、努力と研究を重ね華麗なる変身を遂げたのが、2014年12月当地ありがとう競走。節間11戦7勝の成績で初優勝。デビュー9年1カ月でのサプライズVだった。その後、紆余曲折はあったが、2017年前期に初A2昇格、後期もA2を確保して真の自在派としてグッと評価も高まった。2018年前期こそB1へ降格したが、これはF2のためレースが消極的になっていた影響が大きく度外視できる。今期はリズムが上がらず、まだまだムラっぽい一面を残していて大敗も目立つ。その分、勝率は上がってこないが、それもまた穴党にとっては魅力。パンチ力はポジション、対戦相手を問わないので、シリーズを通して狙っていける。地元で反撃の狼煙(のろし)を上げる果敢ファイトに期待したい。

全国過去3節成績

開催期間競走タイトルボートレース場節間成績
データは前検日に更新いたします