レース展望

齊藤をトップに好メンバーが集い優勝争いは大接戦

昨年は5月常滑での1優勝にとどまった齊藤仁だが、関東地区選手権、江戸川周年を含め13優出していて航跡はコンスタント。今年も1月平和島周年ベスト6、2月住之江一般Vとリズムは上昇中。自在ハンドルが利く尼崎は9優出V1と戦闘能力をフルに発揮できる水面で全国G1V2の底力を示したい。
古結宏は近況の地元戦はビシッと仕上がらないが、それでいて前回戦も準Vとシャープなレース手腕が光っている。今節は地元エース感覚で激走。
水陸両方でファンを沸かせる艇界のエンターテイナー西山貴浩。イメージと違いレースへ行くと意外にも緻密だが、俊敏コーナーは頼りになる。
山本寛久は昨年5優出ながら3優勝と勝負強さをアピール。エンジン運に左右されている近況だが、大胆不敵なコーナーは迫力満点。
1月大村で7戦6勝の圧倒Vを飾った鳥飼眞はG1通算4優勝。1月下関、唐津で優出している谷村一哉はG1通算2優勝の実績。鳥飼、谷村ともに鋭く自在攻勢を極める。
9年ぶりにA1復帰を果たした高橋正男に昇竜の勢い。夢の地元Vへ今回はチャンス十分。4年ぶりにA1カムバックの島川光男、一発力で松村康太、桑島和宏、是澤孝宏の台頭シーンも。

主な出場予定選手

  • 3978
    齊藤 仁(東京)
  • 4002
    古結 宏(兵庫)
  • 4371
    西山貴浩(福岡)
  • 3874
    山本寛久(岡山)
PICK UP!

昨年3優勝と速攻パンチは健在

3075
中村裕将(埼玉)

個性派がそろう51期生のなかでも速攻派で鳴らしている中村裕将。5年前のA1以降はA2に定着しているが、昨年は史上110人目となる通算2000勝をマークしてメモリアルシリーズとした4月戸田で優勝、6月平和島でも優勝、さらにデビュー通算50優勝とした8月多摩川を含め3優勝と健在をアピール。がむしゃらだった若い頃はフライングを多発していたが、それもまた勲章で常に全力疾走のガッツプレーこそ持ち味。年齢的にマスターズ世代でも古株と呼ばれるようになったが、やんちゃな面影を残していて今も元気なレースを展開しているのはファンとしてもうれしい限り。尼崎にも縁はあってデビュー1年2カ月で初優出を果たしたメモリアルプール。いつもノンアジャストで強烈にスリットへ突っ込む攻めの姿勢が鮮明に脳裏に焼きつく。最近は「A級をキープすることが目標」と笑うが、胸に眠る闘争本能が黙っていない。今節も登録番号は一番上だが、ミドル、ヤング顔負けの活発アクションに期待できるだろう。

全国過去3節成績

開催期間競走タイトルボートレース場節間成績
データは前検日に更新いたします