レース展望

SGクラシックへ弾みをつける松井、吉川

昨年12月G1センプルカップで尼崎16度目の優勝を飾った松井繁は今年も1月住之江王将戦を快勝して暮れの大一番へ向かって順風満帆。今節を走ると次節は浜名湖SGボートレースクラシックが控えているが、ドル箱の尼崎で弾みをつける快勝劇を見せる可能性は極めて高い。
吉川元浩は昨年2月尼崎選手権で松井を破り優勝している。吉川もクラシックへ向けリズムアップを図りたい気持ちは強く、再度地元の意地を見せる。
09年近松賞Vの実績が光る田村隆信は四国地区選手権で、江戸川テッペイこと波乗り巧者石渡鉄兵は関東地区選手権で予選敗退。気迫ランナー重成一人は地区選準優で敗れたが、3者とも周知の自在プレイヤー。水面狭しと暴れる。
昨年11月戦でオール3連対Vを飾り地元連覇へ挑むのは藤岡俊介。強い上位メンバーはそろっているが、強Sショットの迫力はシリーズ随一でチャンス十分。

主な出場予定選手

  • 3415
    松井繁(大阪)
  • 3854
    吉川元浩(兵庫)
  • 4028
    田村隆信(徳島)
  • 3716
    石渡鉄兵(東京)
PICK UP!

G1デビュー戦で水神祭も飾り勢いと自信をつけて参戦

4739
中村晃朋(香川)

2月丸亀・四国地区選手権でG1初出走。初日3RでイントップS逃げを決め、いきなり水神祭を飾る会心デビュー。うれしいはずのG1勝利にも「特別な感想はないですね」と淡々と振り返ったように垣間見えたのは、1勝程度で一喜一憂しないメンタル面の強さ。これは今後大きな武器になる。 デビュー5年目だった前々期に初A2へ昇格して2期連続キープ。6年目の今期も目標にしているA1への道のりは今後の稼ぎ方次第だが、しっかりA2ペースの安定感。原動力は天性のS勘。シリーズでも上位のスリット感覚は鋭く、ノンアジャストで突っ込める思い切りの良さが光る。それは数字にも現れていて1着回数が2着に比べると格段に多く、一気にレースを牛耳っているのが良くわかる。たとえ攻め切れなくても道中コーナーの粘りもつけて3着も多いデータが残っていて勝率アップにつながっている。今節はあくまでも伏兵の域を出ないが、舟券的には魅力たっぷり。同格相手での主導権はもちろん、上位陣相手への一発アタックも楽しみ。

全国過去3節成績

開催期間競走タイトルボートレース場節間成績
データは前検日に更新いたします