レース展望

闘魂ファイター西島を中心に激しいV争い

SG優勝7回、G1優勝16回の輝かしい戦歴を残している西島義則は通算100優勝、2500勝という新たな目標も見つかり、とても56歳とは思えないガッツアクションを展開している。初の記念タイトルだった1989年尼崎新鋭王座Vから始まったサクセスストーリーはまだまだ終わらない。
鋭く自在ハンドルを極める中野次郎はG1V5。2月鳴門Vのリズムも良く、Vターゲットへ持ち前の洗練プレーを展開。
2期連続A2へ低迷していた川崎智幸だが、今期はG1V7の底力を発揮して快調航跡。児島中国地区選手権での活躍は完全復活を印象づけた。
現勝率でキャリアハイとなるA1・6.91をマークした磯部誠は上昇一途の近況。スピードを前面に大暴れのシーン。
2月男女Wで通算10度目の優勝を飾った和田兼輔は地元連覇へ向けスタンバイ。近畿地区選手権Fは痛恨だが、尼崎Sは体感としてつかんでいてVチャンス十分。
昨年3優勝の渡邊伸太郎に剛柔自在に動ける巧腕。当地は快速イメージのある吉永則雄、ソツないコーナー戦が光る大神康司、近況リズムのいい伊藤啓三、上野真之介も主役へ躍り出て不思議ではない戦闘能力。

主な出場予定選手

  • 3024
    西島義則(広島)
  • 4075
    中野次郎(東京)
  • 3300
    川崎智幸(岡山)
  • 4586
    磯部誠(愛知)
PICK UP!

シリーズトップのS力が爆発

3831
安藤裕貴(愛知)

2018年前期適用勝率で5期ぶりにA2へ昇格した安藤浩貴。活躍が期待された今期はモーター抽選運にも恵まれず4点台の勝率へ低迷していて決してリズムは良くない。それでもポジションに関係なく、いつでも一発の魅力を醸し出し、ボートレースの醍醐味の一つでもあるスリットラインでの攻防を楽しめるのが、彼の魅力。要因はシリーズトップの平均スタート。Sタイミングコンマ13、S発順2.3は、どちらも並み居る強豪を抑えNO.1で、これは誇れるデータ。当地は仕上がり面で劣勢のケースもあって2、3着は多いが、本来はスリット一気にレースを主導してしまう一発先行を持ち味にしていて、ケースバイケースながら舟券で狙いを絞るなら1着オンリー。もちろん好機ゲットが条件になるが、互角レベルの動きがあれば、上位メンバーが相手でもチャンス十分。それだけの器量とパンチ力、ガッツアクションを持っていて特に穴党ファンは注目すべきレーサー。

全国過去3節成績

開催期間競走タイトルボートレース場節間成績
データは前検日に更新いたします