レース展望

山本隆、松本の地元ツートップを軸に激しいV争い

近畿ダービー優出→常滑Vと調子のいい山本隆幸、ソツないハンドリングが光る松本勝也の地元コンビがツートップを形成してシリーズを引っ張る。ともに卓越した調整力を発揮して快速シーンに仕上げる地元アドバンテージは大きいが、何と言っても原動力は衆目一致のレース手腕。バッチリ自在ハンドルを極めることのできるコーナーテクニックでリードしている。
昨年12月、ありがとう競走で優勝戦3着の力走が光った柏野幸二も前記両者とタイプは似ていてシャープコーナーで勝負。安定感ではまったくヒケを取らない。
5期連続A1と本格化している塩田北斗は爆発力でアタック。今期は自己ベスト勝率更新へまい進していて約2年間遠ざかっている優勝へ強烈アクション。
福田雅一、渡辺真至も今期快調。ともにソツのないハンドリングで大崩れなく着順をまとめてくるだろう。
尼崎は初Vメモリアル水面の本多宏和、さらに小山勉は昇竜の勢いがあって来期のA1復帰に青信号をともしている。ともに全速タッチの攻めで暴れる。
地元第3の矢は松井賢治。今期も残り約1カ月となり、A1カムバックへ地元で勝率を稼いでおきたい。

主な出場予定選手

  • 4025
    山本隆幸(兵庫)
  • 3529
    松本勝也(兵庫)
  • 3436
    柏野幸二(岡山)
  • 4566
    塩田北斗(福岡)
PICK UP!

自慢の俊敏テクニックで勝負

3731
高濱芳久(広島)

このところA1とA2を繰り返している高濱芳久だが、SG優出1回、G1優出6回、2002年多摩川48周年記念でイントップSを決めて逃げ切りVの実績もある記念タイトルホルダー。好モーターをゲットして活躍が期待された前回1月戦は珍しく調整に苦労して苦戦したが、過去7節の当地航跡は賞典レースを外さず、3優出していて得意プールの一つとしている。比較的、得手不得手の差が大きい尼崎は水面巧者が活躍するケースが多く、これは大きなアドバンテージ。最大の特徴は瞬時に展開を読み切る判断力と大胆かつ切れ味鋭い旋回力。スタートは決して遅くはないが速いタイプでもなく、角度の鋭いハンドリングをバックボーンにしたコーナーで勝負するテクニシャンと言えるだろう。また外枠の際は積極的に前ヅケに出るシーンも多いガッツファイターで必然的に高濱の出場するレースは一触即発のスリリング展開も多くなる。ある程度の実績モーターは引きたいが、前回の苦労も踏まえて今回はビシッと調整力を発揮して本来の俊敏テクニックで暴れる。

全国過去3節成績

開催期間競走タイトルボートレース場節間成績
データは前検日に更新いたします