レース展望

スターぞろいの六甲軍団を軸に大激戦

新機、新艇2節目の今節ですべてのモーター、ボートが出そろうが、兵庫支部が誇るツートップ魚谷智之、吉川元浩はどんなモーターを引いても必ず戦えるパワーレベルに調整してくる。プラス衆目一致の強烈なレース手腕。全国でも屈指のスターぞろいでシリーズは大激戦に違いないが、5月22日より始まるSGオールスターも見据えて両者は貫録を示すと同時にV争いをけん引する。
芝田浩治、金子龍介、吉田俊彦は互角クラスの仕上がりに調整してくればチャンス十分。いずれも卓越した自在攻守を駆使して打倒ツートップへ腕ぶす。
安田政彦、松本勝也、山本隆幸、馬袋義則が第2グループを形成するのだから本当に層が厚い。それぞれ持ち前の軽妙アクションを使い存在感を示す。
兵庫三銃士から稲田浩二、藤岡俊介が登場。ダークホースのポジションだが、支部屈指のS力と爆発力を持っていて主役へ君臨しても驚きはしない。
向所浩二、高橋正男、長岡良也、廣瀬将亨、松井賢治に一発の魅力。大物食いの期待感がふくらむのは戦力アップが著しい大崎翔、加藤翔馬。
女子勢にビッグネーム寺田千恵、中谷朋子。絶大の軽量アドバンテージもあって優勝戦線へ絡む活躍に期待できる。

主な出場予定選手

  • 3780
    魚谷智之(兵庫)
  • 3854
    吉川元浩(兵庫)
  • 3484
    芝田浩治(兵庫)
  • 3795
    金子龍介(兵庫)
PICK UP!

久々の地元Vへイナダッシュ炸裂

4290
稲田浩二(兵庫)

2004年にプロデビューして3走目に早くも水神祭を飾り、4カ月目の9月宮島で初優出→初優勝の稲田。デビュー期Vは69期の三嶌誠司以来の快挙だったが、このニュースに多くのボートレースファンは驚きと同時に感動を覚えたものである。3年目にA2昇格を果たして、直後にA1をゲット。その後は周知のとおり、A1レギュラーとして活躍しているが、一般レーサーに甘んじているのは少々残念。それでも今年は2月G1びわこ近畿地区選手権で通算5度目の記念レース優出。3度目のSGチャレンジだった3月浜名湖ボートレースクラシックで待望のSG水神祭をマークして、戦闘能力がビッグロードでも通用することを証明してみせた。通称イナダッシュと呼ばれる脅威のSアタックは強豪がひしめく六甲軍団でも屈指の迫力を誇り、パンチ力も上位。またオン、オフの使い分けがうまく、陸の上での表情やたたずまいとは一変して水上では闘志むき出しの激しいアクション。尼崎はこれまで18優出V6だが、2015年10月ローズカップ以来、約2年半ぶりの地元美酒へロックオン。

全国過去3節成績

開催期間競走タイトルボートレース場節間成績
データは前検日に更新いたします