レース展望

メモリアルプールで戦闘モードへ突入する鉄人西島

SGV7、G1V16のタイトルがまぶしい西島義則は57歳にしてバリバリA1として君臨する鉄人。レースに対する情熱を失わず、まだまだトップレベルのガッツアクション。G1初Vを飾っている原点の地・尼崎で戦闘モード。
9月児島周年は惜しくも準優勝で2度目の記念タイトルを逃がした山本寛久だが、今年V3と航跡は良好。切れ味抜群のコーナーワークは一枚上の存在。
G1優勝4度の鳥飼眞もテクニック自慢。前回8月戦は凡機に手を焼いたが、水準モーターなら鋭い自在ハンドルが唸りを上げる。
今年V3の岡田憲行は快速プレー。ポジション不問で戦える自在性に加え、ガツンとS一撃もある勝負根性。
樋口亮、藤生雄人はズバッと展開を切り裂くハンドリングが絶妙。瞬時に1マークのレーススタイルを読む判断力が的確で鮮やかに突き抜けシーン。
2019前期勝率でシリーズトップの山地正樹の変幻プレーはシリーズを大きく盛り上げる。3期ぶりにA1復帰を決めているG1V3の木村光宏も荒法師的なイメージそのままに過激ラン。ダークホースは4期ぶりのA1北野輝季、1期でA1へ返り咲いた荒井翔伍、当地を得意水面にしている齊藤寛人、白井友晴。

主な出場予定選手

  • 3024
    西島義則(広島)
  • 3874
    山本寛久(岡山)
  • 3703
    鳥飼眞(福岡)
  • 3872
    岡田憲行(大阪)
PICK UP!

思い出水面で躍動する廣瀬

4568
廣瀬真也(東京)

昨年3月当地G3サッポロビールカップで予選、準優を1・3・3・3・1・3・3・1の好成績でクリアしてベスト6入りを果たした廣瀬真也。当時猛威を振るっていたエース機を駆り、シリーズ主役の座へ躍り出ようとしていた。それでも、そうそうたるメンバーが出そろった優勝戦での立場はあくまでも伏兵。しかし、本番レースでは2コースからコンマ10のトップSを決めると明らかにパワー上位。スリット後にグイグイ行き足を伸ばしてイン松田祐季をまくり、吉川元浩の差しを封じる完璧レースでデビュー7年4カ月でのうれしい初Vを決めた。来年1月適用勝率では惜しくもボーダーラインに届かず、4期連続A2を逃がしたが、思い出水面・尼崎ではいつもA1レベルの迫力アクション。今回もダークホースの評価だが、今期の目標をA級復活と2度目のVに定めて得意コースで上昇のきっかけをつかむ。

全国過去3節成績

開催期間競走タイトルボートレース場節間成績
データは前検日に更新いたします