レース展望
地元V30ノルマにスーパーターンで魅せる魚谷
好メンバーがそろったが、V候補No.1は満場一致で尼崎V29を誇る魚谷智之。近年の地元戦はやや仕上がりが遅い傾向だが、勝負どころにピークを持っていくスタイルで7日間シリーズは大歓迎。心技体のバランスを取り、ビシッとペラをマッチングさせて生み出す唯一無二のスーパーターン。2017年8月オール兵庫以来の地元V30をノルマに激走。
昨年住之江グランプリシリーズでSGデビューを果たし、水神祭も挙げた佐藤翼は2019前期勝率7.41はキャリアハイと同時にシリーズ断トツ。
佐藤と同郷の金田諭も昨年浜名湖クラシックでSGデビューを果たし、水神祭マーク。尼崎は2015年12月にV歴があり得意プール。
梶野学志にとって尼崎は初優出→準Vのメモリアル水面。
前回12月戦は優出3着だった山地正樹に変幻アクション。F休み明け初戦の長岡良也。1月戦は惜しくも地元初Vを逃がしたが、連日の気迫プレーが印象深い。
濱村芳宏、丸尾孝義の徳島コンビに堅実プレー。一瀬明、深井利寿、秋山広一に大胆アクション。昨年10月徳山ルーキーシリーズで初V、2月九州地区選で優出した高倉和士、近畿地区選で優出した丸野一樹にも注目。
主な出場予定選手
- 3780魚谷智之(兵庫)
- 4573佐藤翼(埼玉)
- 4036金田諭(埼玉)
- 4140梶野学志(東京)
地元凱旋シリーズで静かな闘志
12年間のボートレース人生で最高勝率は4.53の中嶋達也。一匹狼的な存在を醸し出すピットでもそう目立つタイプではなく、どちらかと言えば口数も少ない地味なイメージ。古い話だが、2011年2月一般戦で地元初優出、同年12月ありがとう競走では準優こそ6着大敗に終わり力不足を痛感したが、強豪を尻目に予選トップ通過。正直それくらいしか地元インパクトはなかった。しかし、そんな中嶋が歓喜にまみれたのが、昨年11月蒲郡。イントップSを決めたが、いったんまくり差しを許す苦しい展開。それでもあきらめず2M渾身の差し返しハンドル。これが見事に決まり、逆転のうれしい初優勝。4度目のファイナルチャレンジでチャンスをモノにした。その後、特筆すべき成績は残っていないが、初Vからの地元凱旋シリーズ。前述どおり気迫を表に出すタイプではないが、ひそかに期するものはあるはず。最低でも中堅クラスのモーターはゲットしたいが、人並みの仕上がりさえあれば一発力は十分通用する。蒲郡Vと同じ「マンスリーBOAT RACE」のタイトルが何やら大活躍を予感させる。
全国過去3節成績
開催期間 | 競走タイトル | ボートレース場 | 節間成績 |
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データは前検日に更新いたします |