レース展望

クラシック制覇の吉川が凱旋シリーズVへ激走!

3月戸田ボートレースクラシックで2007福岡グランプリ以来のSG優勝を飾った吉川元浩。「6日間のSGを勝てたことがうれしい」と格式高い伝統SGを制して喜びもひとしお。「賞味期限はあと2、3年」と笑うが、勝利後は「まだ2、3個は勝ちたい」とさらに意欲は高まった様子。1月戦で1枠敗退のリベンジを果たした前回3月戦に続く連続優勝をターゲットに凱旋(がいせん)シリーズも激走。
吉川と切磋琢磨(せっさたくま)して長年兵庫支部を支えている盟友魚谷智之。近況の地元戦はバチっと仕上がらない印象だが、スーパーターンの迫力はオンリーワン。節目の尼崎V30をミッションにしてファイティングポーズ。
吉田俊彦は地元V16、芝田浩治は地元V17。レース手腕で勝負する吉田、快速パワーで挑む芝田。ストップ・ザ・吉川、魚谷へ絶妙プレー。
今年V2の白石健・古結宏は支部屈指の切れ切れコーナー。迫力だけでなく高い精度も誇っている。馬袋義則、松本勝也、安田政彦、明石正之、山本隆幸に安定感。また勝負とにらんだ時の自在攻守は熱く存在感は抜群。
向所浩二、藤岡俊介、稲田浩二、長岡良也、尾嶋一広にジャイアントキリングの魅力。東西横綱撃破へ。

主な出場予定選手

  • 3854
    吉川元浩(兵庫)
  • 3780
    魚谷智之(兵庫)
  • 4055
    吉田俊彦(兵庫)
  • 3484
    芝田浩治(兵庫)
PICK UP!

ベテランにして進化を遂げていて勢いマックス

3828
明石正之(兵庫)

2018前期勝率6.22で9年ぶりにA1へカムバックした明石正之。2018後期は自己ベストを更新する6.42、2019前期は6.68、そして2019後期はキャリアハイキャリアハイ(2003前期6.95)に接近する勢い。思えばデビューシリーズ初陣で1着を挙げ、節間2勝した好センス。紆余曲折こそあったが、ベテランにして進化は止まらず、ここに来て円熟味を増すレース内容が光り、宮島マスターズチャンピオンで9年7カ月ぶりのG1ステージ。快進撃の要因はとにかくモーターが良く出ること。単に抽選運だけでなく、ベテランならではの調整手腕が大きく、尼崎に限れば快速シーンは約束されたも同然と思えるほどモーターはしっかり仕上げてくる。その証拠に2017年12月一般シリーズの地元初V以降も7節走って4優出していて賞典レースを外したのは前々回出場時の昨年12月ありがとう競走だけという安定感。六甲賞と言えば吉川、魚谷の東西横綱が幅を利かせてきた歴史はあるが、風穴を開けるのは案外このベテランレーサーかもしれない。

全国過去3節成績

開催期間競走タイトルボートレース場節間成績
データは前検日に更新いたします