レース展望

篠崎仁志が尼崎初Vへ

今年6優出は物足りない篠崎仁志だが、さすがの勝負強さを発揮して3優勝と決して航跡は悪くない。一般戦では異次元レベルのスピードターンを誇る。当地前回3月戦は初日こそ崩れたが、2日目からビシッと立て直して11戦6勝。優勝戦は3着に終わったが、実力はしっかり示した。今回は7日間ロングランシリーズだが、尼崎初Vへ序盤から飛ばす。
G1タイトル5勝の中野次郎は当地V1だが、前回の昨年3月戦でも準Vとレースクオリティは高い。いつも快速イメージの強みもビッグアドバンテージ。
昨年12月戦で待望の地元Vを飾った高橋正男は前回5月戦でも苦しみながら優勝戦へコマを進め3着巧走。今回は地元エースとして熱いレース。
SGタイトルこそ獲得していない川崎智幸だが、G1タイトル7優勝。2017後期、2018前期はA2へ降格したが、以降3期連続A1とブランド力を回復。今年3優勝のリズムも良くシャープに自在ハンドルを極めている。
柳生泰二、大神康司に俊敏プレー。攻守に安定感がある。秋元哲、上村純一、松尾拓、北野輝季はスピードを強調したレースに迫力。東本勝利、島田一生、三宅潤は切れ味鋭いハンドリングで勝負する。

主な出場予定選手

  • 4477
    篠崎仁志(福岡)
  • 4075
    中野次郎(東京)
  • 4133
    高橋正男(兵庫)
  • 3300
    川崎智幸(岡山)
PICK UP!

生涯忘れられないレースを糧にして 武富智亮がシャープに

4531
武富智亮(佐賀)

武富智亮の名前を全国ファンにアピールしたのが2018年1月唐津周年記念。2013桐生新鋭王座決定戦以来久しぶりのG1チャレンジだったが、1・1・1・4・1で予選をトップでクリア。準優も快勝して6戦5勝の素晴らしい航跡でファイナル1枠ゲット。優勝戦はG1初Vチャンスの機運も高まり1番人気を集めた。しかし、ピット離れで立ち遅れてしまいよもやの3コース発進。それでも全速Sを決めパワフルにまくっていったが、イン艇の大抵抗に遭う不運の展開で万事休す。夢の記念タイトル獲得を逃がしてしまった。この一戦は生涯忘れられないレースになったが、勝負の世界に生きていれば何が起きるかわからない。まだ30歳と年齢は若く、財産として頑張って欲しい。尼崎は昨年G1センプルカップ以来、約1年ぶりの参戦だが、イン2勝してスペックの高さを証明。本来は鋭く自在ハンドルを打てるマルチプレイヤータイプで今回はシャープアクションに期待したい。

全国過去3節成績

開催期間競走タイトルボートレース場節間成績
データは前検日に更新いたします