レース展望

ツートップ吉川、魚谷を軸にハイレベルバトル!

過去8年間のオール兵庫(8月開催)の歴史を振り返ると兵庫支部の誇る2大ブランド吉川元浩、魚谷智之が、それぞれ4優勝していて圧倒的な強さを誇示している。今回もツートップ以外にA1レーサー17名、A2レーサー4名が出場していてレベルはとても高いが、ダブルエースのどちらかが優勝する確率は極めて高そうだ。なかでも吉川はクラシック→オールスターとSG連覇。今年の地元一般戦は4度出場してすべて予選トップ通過を果たしてファイナル1枠へ君臨。2優勝、1準優勝の安定感と強さは際立っている。2017年10月G1津65周年記念以来優勝から遠ざかっている魚谷は相性のいいタイトルで復権を誓う。
吉田俊彦、金子龍介、古結宏、山本隆幸、馬袋義則に強烈コーナー。9年前にこの大会を制している安田政彦、そして白石健、向所浩二は身上の勝負強さで存在感を示す。芝田浩治はF2で厳しいが、松本勝也、明石正之は快速巧走。
下剋上を狙うミドルエイジも層は厚い。久々に3名が顔をそろえた藤岡俊介、稲田浩二、小坂尚哉の兵庫三銃士、7月G2MB大賞ファイナリスト高野哲史。尾嶋一広、和田兼輔、重木輝彦、照屋厚仁の目標はジャイアントキリング。

主な出場予定選手

  • 3854
    吉川元浩(兵庫)
  • 3780
    魚谷智之(兵庫)
  • 4055
    吉田俊彦(兵庫)
  • 3795
    金子龍介(兵庫)
PICK UP!

兵庫チャンプへ向かい激走!

4512
高野哲史(兵庫)

高野哲史がデビューして数年の頃だが、まだB1時代のレースを見た時に「吉田俊彦が売り出した時に似ている」と感じたのを最近ふと思い出した。決してコーナースピードに秀でていたわけではなかったが、旋回する時の角度が鋭く、ターンマークを外さない丁寧なコーナーが今も脳裏に鮮明に焼きついている。そんな高野も2019後期は自身8度目のA1、キャリアハイの6.99をマークするまで成長。まだまだSG5優出、G1タイトル3勝の吉田レベルには達していないが、6月住之江G1太閤賞で記念初優出に続き、7月地元G2MB大賞でもベスト6入りと記念レベルでも戦える実力と自信をつけたのは間違いない。そして迎えるオール兵庫王座決定戦だが、スタート力、多彩な勝ちパターンのなかでも一番の得意技であるズバリと展開を切り裂く全速差しハンドルのキレ味、メンタル面はすでに並み居る強豪がそろう兵庫支部でも上位の存在。後はモーターで負けることがなければ自然と結果はついてくるはず。次世代の支部を担う存在として今回は大仕事に期待したい。

全国過去3節成績

開催期間競走タイトルボートレース場節間成績
データは前検日に更新いたします