レース展望

まくり勝ちにはプラス賞金2万円の企画シリーズ

小川晃司、澤大介、阿波勝哉と大外スペシャリストもそろい踏みしているが、今回は「まくり勝ちには従来の1着賞金にプラス2万円」の企画戦。テンションが上がるかどうかは別にして試みは楽しい。さてV争いだが、一番手には2012戸田SGボートレースクラシックを勝っている馬袋義則を推す。勝手知ったるセンプルバトルで遠征組に主役は譲れず、持ち味の快速絶妙戦を展開。
吉村正明は2008児島周年記念でG1タイトルゲット。7月三国で今年初Vも飾るなど調子も上がっている。久田敏之はタイトルこそ獲得していないがオールマイティーに運ぶ自在プレーが鋭く、戦闘スペックは記念レベル。1月江戸川周年記念で準Vだった福来剛は今期V3と絶好調。近況はどこへ行っても快速イメージを漂わせ、まくってレースを牛耳るシーンも。ベテラン島川光男も強気に攻める姿勢は崩さずV候補の一角。
11戦8勝Vの圧倒パフォーマンスを見せた昨年5月戦以来の尼崎となる秦英悟、4月江戸川でオール3連対Vを決めている小野達哉、悲願の初Vへ頑張る権藤俊光の住之江トリオ、進境著しい中山雄太、北山康介、SG、G1タイトルを1個ずつ獲得している西村勝も軽視できない。

主な出場予定選手

  • 3612
    馬袋義則(兵庫)
  • 4108
    吉村正明(山口)
  • 4188
    久田敏之(群馬)
  • 4095
    福来剛(東京)
PICK UP!

メモリアルプールで積極プレー

3430
角浜修(広島)

冒頭でも少し触れたが今節は言い換えるとまくり誘発シリーズ。イン艇の強弱をしっかり見極めることが舟券必勝法と言えるかもしれないが、ある程度のS力とパワーを持っていないと昨今のボートレースでまくり勝ちはなかなか発生しない。それでもレーサーのモチベーションアップにはつながる可能性はあるので楽しみではある。さてピックアップレーサーとして指名したのは角浜修。ベテラン域に入り3期連続B1と勝率を落としているが、今期は久しぶりにA2ペースとリズムは良好。コンマ16の平均Sもシリーズ上位に入るデータで強気に攻めていく姿勢はまったく崩していない。まして尼崎はデビュー2年10カ月目だった1992年8月に初優出→初優勝を飾っているメモリアルプール。近年は特筆すべき戦歴は残っていないが、2年前の前回G3マスターズリーグでも3勝をマークしていて水面相性の良さは見せ、楽しみはふくらむ。できればいいモーターをゲットしたいところだが、持ち前の気合を前面に出した先行力を思う存分に発揮して欲しい。

全国過去3節成績

開催期間競走タイトルボートレース場節間成績
データは前検日に更新いたします