レース展望

唯一無二の豪快ターンで巻き返す秋山直之

長年キープしてきたA1から2020前期はA2へ降格する秋山直之。今年はSGオールスター、グラチャンで予選落ち、5節走ったG1も桐生周年以外は予選落ちと記念ロードでは苦戦が続いているが、2月宮島W優勝、3月丸亀G3シリーズで貫録Vを決めていて底力は示している。ボート界トップレベルの全速ターンの迫力とスピードは他と一線を画していて今期は必ず巻き返す。
2020前期勝率A1は松下一也、北野輝季、鳥居塚孝博、吉田一郎。松下は2009年1月びわこ新鋭王座決定戦でG1タイトルゲットの戦歴。北野は4月常滑周年、9月江戸川周年で予選突破を果たすなど記念レベルへ戦闘能力アップ。鳥居塚は6期連続A1とミドルエイジにして本格化。1期でA1へ返り咲いたベテラン吉田は2001年7月児島ダイヤモンドカップでG1Vの実力を発揮中。以上4名は格付けで言うと今節は上から目線の立場。
G1V3の福田雅一、G1V1の藤丸光一、SGV1の小畑実成、SGV2、G1V12の長岡茂一とベテラン名手がズラリ。ダークホースなら中辻崇人、西野翔太、繁野谷圭介。いずれも切れ味抜群の自在攻守を誇っていてチャンス十分。

主な出場予定選手

  • 3996
    秋山直之(群馬)
  • 4207
    松下一也(静岡)
  • 4483
    北野輝季(愛知)
  • 3686
    鳥居塚孝博(群馬)
PICK UP!

地元代表の今節は昨年ありがとう競走以来のVへ気迫戦

4375
照屋厚仁(兵庫)

みそか決戦だった昨年12月ありがとう競走で2コースから意表のツケマイを決め笑顔満開のデビュー初優勝を地元水面で飾った照屋厚仁。2、3連単とも万舟券で穴党ファンを歓喜させたシーンから早くも約1年。地元を走ればV候補の一角を形成するくらいバージョンアップしている。今節は地元が4名と手薄な印象を否めないが、照屋がいれば大丈夫と思えるくらい実力をつけていて、2019後期の初A2に続き2020前期も勝率こそ少し落としたが、A2をキープしたのが値打ち。続く今期の目標は当然A1昇格。これが今期の一番のテーマになるが、まずは地元でリズムアップを図りたい。今年の尼崎は5月一般戦でベスト18入り、7月G2MB大賞こそ予選敗退を喫したが、8月オール兵庫でベスト18に残っていて存在感は示している。すでに35歳だがベビーフェイスに似合わない1M→道中のコーナーアクションはドンドン迫力を増していて、尼崎ならモーターも安定して仕上げてくる強みも大きく2度目のVチャンスは十二分にあるとみた。

全国過去3節成績

開催期間競走タイトルボートレース場節間成績
データは前検日に更新いたします