レース展望

捲土重来を期す芝田浩治を軸に大接戦

13年間守り続けてきたA1から2020前期はA2へ降格する芝田浩治だが、前期はF2と原因はハッキリしていて悲壮感はない。今期初戦の多摩川では見事優出して3着と早くも巻き返しに成功。来年の大目標になる通算2000勝へ向け地元で荒稼ぎといきたい。
SGV1、G1V7のタイトルが光る仲口博崇。前回7月G2MB大賞では久しぶりに仲口らしい快速パワーに仕上げ準V激走。尼崎は2015年SGクラシック優出をはじめ10優出してV4と水面相性もいい。
SGV7、G1V16が燦然と輝くファイター西島義則は今期初戦の津で2コース差しVを決め健在ぶりをアピールしたが、プロの鑑とも言うべき一切妥協なしの進入から見応えたっぷり。
渡邊伸太郎は尼崎を今年3節走り3優出。マスターズリーグは第4戦福岡大会を制していて期待度満点。
5期ぶりにA1へ復活する原田富士男に巧みなレース手腕。天野晶夫は大会最年少の45歳と「若さ」弾けるスピード戦。
木村光宏、山田竜一、加藤高史、浅見昌克に迫力アクション。ポジションを問わずの自在ハンドルは大きなアドバンテージ。
明石正之、岩崎正哉、山崎義明も剛柔自在プレーを持っていてV争覇圏。

主な出場予定選手

  • 3484
    芝田浩治(兵庫)
  • 3554
    仲口博崇(愛知)
  • 3024
    西島義則(広島)
  • 3284
    渡邊伸太郎(佐賀)
PICK UP!

3期ぶりにA1復活の山田竜一が強烈アタック

3505
山田竜一(東京)

3期ぶりにA1カムバックを決めた山田竜一。前期は32勝の先行力も光ったが、2連対率42%、3連対率70%と大崩れは少なく、しっかり着順をまとめたことが、勝率アップの要因となった。マスターズリーグは走る機会が少なく、今年は第2戦江戸川大会のみ。その時は3・3・5・3・3・1・1・4・6・3の航跡だったが、リーグ戦では屈指のスタート迫力と果敢プレーを持っていて面白い存在になるのは間違いない。当地は7優出V2と相性のいい水面で前回9月戦でも決してモーターは出ていたわけではなく仕上がり的には相当苦しんだが、それでいて3勝マーク。スリット一気にケリをつけるイメージのレースで持ち味は存分に発揮していた。その思い切りの良さと積極果敢な姿勢が今大会でも実を結ぶと見て良く、シリーズ上位のパンチ力を発揮してV戦線の一角へ浮上してくる予感がする。

全国過去3節成績

開催期間競走タイトルボートレース場節間成績
データは前検日に更新いたします