レース展望

近畿のスターレーサーがセンプルに集結!

近畿4場(尼崎、三国、びわこ、住之江)の持ち回りで行われる近畿地区選手権。夏季オリンピックイヤーの今年は、第63回で尼崎開催。ならば主役は吉川元浩、魚谷智之が率いるホームセンプル軍団。第51回尼崎、52回三国、59回尼崎大会を制している吉川。47回尼崎大会を勝っている魚谷のツートップをはじめ総勢16名の兵庫精鋭がVターゲットに激走。
石野貴之のグランプリ制圧で10年ぶりに黄金ヘルメットを奪還した大阪支部はさすがに層が厚い。近畿ダービーV5の松井繁、V2の太田和美、ディフェンディングチャンプ丸岡正典、一昨年V野添貴裕、さらに湯川浩司、ヤング勢も木下翔太をはじめ充実のラインナップ。
昨年V6の川北浩貴・吉川昭男、そしてV3の遠藤エミと勢いのある滋賀支部も魅力十分の顔ぶれ。
少数精鋭の福井支部だが、昨年G1マスターズチャンピオン、G2ボートレース甲子園を制して4年ぶりにグランプリにも出場した今垣光太郎をエースに、10月平和島周年記念でG1タイトルをゲットした下出卓矢、三国正月戦Vの萩原秀人、2015当地ヤングダービーでG1タイトルを獲得した松田祐季が果敢ファイト。

主な出場予定選手

  • 3854
    吉川元浩(兵庫)
  • 4168
    石野貴之(大阪)
  • 3606
    川北浩貴(滋賀)
  • 3388
    今垣光太郎(福井)
PICK UP!

新支部長が豪腕と気迫で2度目の近畿チャンプへ

3780
魚谷智之(兵庫)

杉山尚弘、冨好和幸、沼田嘉弘、芝田浩治が歴任してきた兵庫支部長へ昨年6月に就任した魚谷智之。多忙な日々を送っているが、愛弟子・来田衣織に連日つきっきりの練習を行うなど実に精力的に動いている。さてSG優勝3回、G1優勝11回、通算81優勝を誇る魚谷だが、2017年10月津周年記念以来、優勝から遠ざかっている。充実のメンタル、迫力満点のコーナーワーク、美しく力強い旋回技術と申し分ないが、地元戦を見る限り、ビシッと仕上がらない印象が少しある。元々ターン足を主体に乗り心地や出足を重視するタイプだとは思うが、スリット過ぎの行き足や中間速がつかず1Mのポジショニングが少し悪くなってしまい、魚谷の腕をもってしてもカバーできていないのではと個人的に感じている。しかし、尼崎は61優出V29を誇る庭。2004年第47回尼崎大会以来2度目の近畿チャンプへ復活Vを期待してみたい。

全国過去3節成績

開催期間競走タイトルボートレース場節間成績
データは前検日に更新いたします