レース展望

地元ゴールデンメンバーを引っ張る吉川元浩

3月平和島ボートレースクラシックをイン快勝。タイトル連覇を達成してSG通算V4とした吉川元浩。元々メンタルも強く、勝負根性、迫力満点の攻撃力、鋭いハンドリング等は全国トップレベルだが、キャリアを重ねるにつれ、すべて円熟味を増していて充実の心技体。G1センプルカップは準優で敗れたが、いつもどおり気合マックスで超絶ラン。
G1センプルカップでバッチリ存在感を示した兵庫支部長魚谷智之。地元ひとり優勝戦へ進出し、競り負けたとはいえ石野貴之との壮絶な2、3着争いは名勝負と呼ぶにふさわしく、今節も持ち前のスーパーターンで魅了。
吉川、魚谷の牙城は高く長年勢力図は変わっていないが、今年3優勝している稲田浩二に勢い。昨年9月G1戸田周年を制したことが自信と自覚につながり一皮むけた印象。
近畿ダービー途中帰郷→センプルカップ予選落ちと悔しい思いをしたガッツファイター金子龍介が巻き返す。前期にF多発のあった吉田俊彦・芝田浩治も新期に入り本来の実力を発揮。
安田政彦、山本隆幸、白石健、古結宏、小坂尚哉、和田兼輔、高野哲史、向所浩二、馬袋義則クラスも虎視眈々。遠征メンバーでは林美憲が地元勢に一矢。

主な出場予定選手

  • 3854
    吉川元浩(兵庫)
  • 3780
    魚谷智之(兵庫)
  • 4290
    稲田浩二(兵庫)
  • 3795
    金子龍介(兵庫)
PICK UP!

地元勢に一矢報いるなら俊敏アクションで鳴らす林美憲

3743
林美憲(徳島)

ゴールデンウィークシリーズということで兵庫支部のスターレーサーが大挙出場するが、7名の遠征メンバーも忘れてはならない。なかでも林美憲はG1V3の実績も誇っていて上位の格付けに位置する実力派で、アウェー代表として注目が必要だろう。当地は過去14優出V3の良績を残していて相性は抜群。地元勢が相手だけに威張れないが、決してヒケを取らないデータと言える。その数字どおり水面相性もいいが、しっかりモーターを仕上げてくる調整力にも長けていてパワー負けするケースが少ないことが巧走している要因だが、今節も必ず好勝負へ持ち込む。ビシッと早い仕掛けを決めるS力と展開に応じて鋭く自在ハンドルを極めるコーナー力や機動力に申し分なしの真のマルチプレイヤー。地元勢にとっても強敵になるはず。

全国過去3節成績

開催期間競走タイトルボートレース場節間成績
データは前検日に更新いたします