レース展望

今年絶好調の興津藍を中心に展開されるV争い

昨年16優出V7とコンスタントな活躍が光った興津藍。2021前期勝率7.90もダントツのシリーズトップだが今年も徳山準V→蒲郡準V→児島V→鳴門Vの快進撃。過去2優勝を誇る尼崎水面との相性も良く隙は見当たらない。この後SGボートレースクラシックを控えているが弾みをつけるべく全力ファイト。2月BTS京丹後で4コースまくり差しVを決めた小坂尚哉が地元連覇ターゲットにシャープアクション。昨年11月戦こそ途中帰郷した杉山裕也だがその前は3節連続優出している得意プールでガッツプレー。本多宏和は持ち前の強烈パンチに磨きがかかっていて快S先行力発揮。進入から目を離せない間嶋仁志は変わらず軽快プレー。A1復帰を果たした後藤翔之は約3年3カ月ぶりの尼崎だがスピードを前面に積極攻め。南佑典は鋭く自在ハンドルを打てる安定感が光る。A2に甘んじている桐本康臣だが尼崎V3の実績。作間章は2018尼崎市長杯と2019ローズカップ準Vの航跡を残していて底力は上位レベル。柴田光、上村純一や、昨年4月鳥取市長杯で地元初Vを飾った田路朋史も圏内。レディース勢の参戦もシリーズを盛り上げる。

主な出場予定選手

  • 4052
    興津藍(徳島)
  • 4295
    小坂尚哉(兵庫)
  • 4269
    杉山裕也(愛知)
  • 4492
    本多宏和(愛知)
PICK UP!

前回準V長野道臣が再度巧妙ハンドルで勝負

3796
長野道臣(静岡)

2020後期勝率は4.77にとどまっていた長野道臣だが、昨年10月ぶるたんカップの大活躍は記憶に新しい。予選を1・2・1・2・1・3・3の航跡でトップクリア。5日目準優日は前半レースを3着でまとめ、勝負の準優勝戦は見事イン速攻戦を決め1着突破。優勝戦を1枠ポールポジションで迎えることになった。その優勝戦はパワフルにイン先マイへ持ち込んだが2コース河村了の差しを許す苦しい展開。それでもデビュー25年目の初優勝へ執念を燃やす長野が2M渾身の差し返しハンドル。HSで並走に持ち込んだが2周1M今度は河村が巧みに差し返して2周2Mで決着して準Vゴール。「慌てた…。焦らなくても良かった」と帰り道で振り返っていたが節間通しての走りはお見事の一語だった。惜しくも初Vはならなかったが、今回もキャリアに裏付けされた粘りたっぷりの自在ハンドルを駆使してバッチリ存在感を示してくれるに違いない。

全国過去3節成績

開催期間競走タイトルボートレース場節間成績
データは前検日に更新いたします