レース展望

センプルオーラスは地元スターの壮絶バトル!

2021尼崎ファイナルバトルは恒例のありがとう競走。近隣地区レーサーに女子勢の参戦もあり大きく盛り上がるが主役を務めるのは質量ともに圧倒している地元勢。なかで巨大存在感を示すのが当地V30魚谷智之、当地V26吉川元浩の2大エース。今年は両者決して順風満帆の航跡ではなかったが有終Vへ貫禄を示す。5月六甲賞→8月オール兵庫→11月男女Wと尼崎3連続Vを飾っている稲田浩二は今年V5。強Sシャープアクションは安定していて4連覇の期待が高まる。3月G3サッポロビールカップを勝っている吉田俊彦は地元V18、2月尼崎選手権を制した白石健は地元V9を誇っていてチャンス十分。今年V4の固め打ちが光る尾嶋一広、2月BTS京丹後を激勝した小坂尚哉、今年の地元戦で3優出している高野哲史・和田兼輔、地元V13安田政彦は自在シャープに運びV争いの最前線。地元V17芝田浩治、地元V6山本隆幸もファイナルVへ巧走。向所浩二、松井賢治、高橋正男、加藤翔馬、鈴谷一平も上位に負けない一発力を秘めていて好配ファンにも楽しみ。遠征メンバーはやや手薄だが軽量パワー清水沙樹、喜多須杏奈をはじめとした伏兵がビッグ配当を運ぶ予感。

主な出場予定選手

  • 3854
    吉川元浩(兵庫)
  • 3780
    魚谷智之(兵庫)
  • 4290
    稲田浩二(兵庫)
  • 4055
    吉田俊彦(兵庫)
PICK UP!

初A2をゲットした佐竹太一が一発チャレンジ!

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佐竹太一(兵庫)

2012年11月尼崎でデビューした佐竹太一は今期10年目。これまでの最高勝率は2020年後期の5.23だったが、来年1月1日から適用される2022前期勝率は待望の5.44とうれしい初のA2昇格を決めている。時間は長くかかったが元はデビューシリーズの4走目で水神祭を飾った好センスの持ち主。紆余曲折こそあったがすべての面でレベルアップして今後が楽しみだがまずは地元でガッチリ稼ぎたい。しかし肝心の尼崎で活躍歴は少なく、ベスト18入りも2019年9月の日刊ゲンダイ杯から7節間も遠ざかっていて地元ファンにまったくアピールができていない。前回11月男女W優勝戦でも最終日にイン逃げを決め意地を見せたが、徐々にモーターは下降線をたどり物足りない航跡に終わった。調整力こそ一番の課題として今後の糧へ。今節は地元強豪が集結して楽なレースはまずないが、自慢のS力と一発力で真っ向勝負。チャレンジ精神を胸に思い切りぶつかってほしい。

全国過去3節成績

開催期間競走タイトルボートレース場節間成績
データは前検日に更新いたします