レース展望

地元オールスターがそろい今年も熱い兵庫ダービー

オール兵庫の歴史を振り返ると過去10年で吉川元浩、魚谷智之で優勝を4回ずつ分け合っている。実力者ぞろいの兵庫支部はハイレベルだが、ツートップが巨大な存在感を示していて今年もダブルエースでV争い。三国ボートレース甲子園は惜しくも準Vだった吉川だが、3月SG平和島クラシック、9戦7勝オール2連対だった5月当地六甲賞と今年V2。魚谷は1月宮島、4月住之江を制しV2。決め手で少し吉川が上回るが両雄バトルは熱い。
今年V4で飛ばしている稲田浩二、昨年9月戸田周年を勝ちG1ウィナーへ輝いた自信と自覚か本来の強Sパンチに加えグンと安定感を増している。
昨年大会は強風が吹き荒れ安定板が装着され2周で行われたが、6コースからのまくり差しで初の兵庫ダービーを制したのが金子龍介。過激なコーナーで今大会もガッツプレー展開。芝田浩治、安田政彦、古結宏、山本隆幸はシャープ攻勢。
白石健、廣瀬将亨の果敢アタックは上位の存在だが、和田兼輔、尾嶋一広、7月鳴門オーシャンカップで初めてSGステージの高野哲史もV有資格者として気合を入れる。吉田俊彦、藤岡俊介、馬袋義則、向所浩二も伏兵と呼ぶには失礼なくらいの戦闘能力を持っている。

主な出場予定選手

  • 3854
    吉川元浩(兵庫)
  • 3780
    魚谷智之(兵庫)
  • 4290
    稲田浩二(兵庫)
  • 3795
    金子龍介(兵庫)
PICK UP!

地元を走ればバリバリA級のガッツラン

3246
星野政彦(兵庫)

年に1度の地元フェスティバル・オール兵庫王座決定戦。今でこそ全国でも有数の選手層と強さを誇っているが、かつでは弱小支部と揶揄(やゆ)されることもあり、所属レーサーも少なく、やむなく兵庫ダービーは中止に追い込まれたこともあった。そんな時、孤軍奮闘する形でリーダーとして支部を引っ張っていたのが星野政彦。中止を挟みオール兵庫4連覇の偉業も達成していて本当に強かったのはオールドファンには懐かしい思い出。とはいえ支部でも高山哲也に次ぎ2番目のベテランになったが、まったく闘志は衰えてなく今も元気にガッツアクションを見せているのはうれしい限り。勝率こそ2019前期に6期ぶりにA2へ復帰した後、再び3期間4点B1へ低迷しているが、地元を走る限りA級の迫力。生命線でもあるスリット後の行き足→伸びを仕上げての先制一発を勝ちパターンに、道中でも粘りのコーナーを見せバッチリ存在感を示すのが最近のパターン。すでに10年少し優勝から遠ざかっていてV云々(うんぬん)ではないが、随所に星野らしさを見せてくれるだろう。

全国過去3節成績

開催期間競走タイトルボートレース場節間成績
データは前検日に更新いたします