レース展望

尼崎巧者がそろい大接戦の5日間ミドルシリーズ!

2月G1近畿地区選手権初日の落水アクシデントにより帰郷した川北浩貴が約7カ月のブランクを経て戦列復帰。レース感覚に一抹の不安を残すが過去V3ながらいつも快速パワーに仕上げて優勝争いを演じている尼崎巧者、いきなり激走か。真の自在派・角谷健は昨年3月BTS京丹後準V以来の尼崎。当地V0だが4優出していて水面相性は悪くなく、7月多摩川で今年初Vも飾っている。強烈な個性が光るプロフェッショナル石川真二は今年V2。妥協なしのコース取りで当該レースはまさに一触即発だろう。7月しらなみ賞で準Vの巧走が光った白水勝也は大崩れしないハンドリング。
馬袋義則は、今回は地元エース感覚の立場。約3年5カ月間優勝から遠ざかっているが俊敏ターンが光る田中豪、3月津で優勝している山本英志はシャープ戦。近況好調の牧宏次。角谷も含め東京勢の旋風は十分。昨年1月大阪王将杯で1枠の松井繁をまくって優勝した有賀達也、一昨年7月G1センプルカップで優勝戦へ進出した橋本久和、7月ダイスポカップで尼崎初優出を果たした佐藤博亮、2003年戸田クラシック、同年児島周年でSG、G1タイトルを獲得している西村勝もV争覇圏。

主な出場予定選手

  • 3606
    川北浩貴(滋賀)
  • 3613
    角谷健吾(東京)
  • 3473
    石川真二(福岡)
  • 3576
    白水勝也(福岡)
PICK UP!

多彩ハンドルを駆使してV戦線へ台頭!

3475
橋本久和(群馬)

2018年後期から5期間A1の座をキープしている橋本久和。2003年江戸川モーターボート大賞でG1初優出→初優勝。翌年福岡ボートレースクラシックでSG初優出を決めたのはまだ30半ばのバリバリの頃。月日の経つのは早いもので気がつけば50歳とマスターズ世代に入ったが、今期も6月江戸川マスターズを8戦6勝、2、3着各1本のオール3連対で優勝しているように充実ロードが光っている。尼崎は2・4・5・2・1・4・2でベスト6入りを果たした2018年7月GIセンプルカップ以来の参戦。優勝戦は6着に敗退したが、橋本らしく確かなコーナー力で通算8度目のG1優出を決めた典型的なシリーズだった。というのもあまり上位パワーに仕上がることはなく、どちらかと言えば腕で勝負するタイプだからである。角度の鋭いハンドリングと自在肌ならではの多彩コーナーを始め大技を駆使して勝つことや逆転することが多く、中堅クラスの足色さえつけば確実に好レースができるのは心強い。今回もベテランながら迫力満点の多彩アクションで優勝戦線へ台頭する。

全国過去3節成績

開催期間競走タイトルボートレース場節間成績
データは前検日に更新いたします