レース展望

久々のセンプルバトルは大激戦ムード!

8月戸田で今年初Vを飾った古結宏。今年の地元戦は1月G1センプルカップ、6月G3サッポロビールカップ優出とビッグステージで激走。尼崎V5へいつもどおり快速パワーに調整して強烈テクニック勝負。8月下関で今年初Vを決めた大峯豊は2016大阪王将杯で尼崎初V。前回戦は途中リタイアだったが2017尼崎選手権、同年G3サッポロビールカップでも優出していてシャープ舞い。今年はV4で飛ばしている渡邉和将。当地V0だが4優出していて快S強烈に運ぶ。中田元泰は9月UHA味覚糖杯は準優で敗れたが連日鋭い攻守を見せつけていて豪快アクション。中辻博訓も尼崎V0だが6優出実績。シリーズトップ級のS力と迫力駆けは楽しみ。9月伊丹選手権優勝戦3着だった岡村仁、2019大阪王将杯Vが光る三宅潤、2020G2MB大賞準優勝以来の参戦になる野添貴裕の大阪勢が躍動。2016琴浦賞、2018グリーンカップ、今年5月スワンカップで優出している桑島和宏は相性のいい水面。新田泰章、末永祐輝は迫力満点の攻撃パターンを持っていてチャンス十分。2015オレンジカップV実績のある秋元哲も圏内。

主な出場予定選手

  • 4002
    古結宏(兵庫)
  • 4237
    大峯豊(山口)
  • 4537
    渡邉和将(岡山)
  • 4437
    中田元泰(香川)
PICK UP!

尼崎初Vターゲットへ攻守を極める野添貴裕

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野添貴裕(大阪)

かつて野球に明け暮れていた少年がリーグ戦勝率トップの成績をひっさげプロデビューを果たしたのが1991年11月住之江。2走目に早くも水神祭を飾りたぐいまれなセンスを見せつけ1994年2月常滑で初優出→初Vの快挙。同期同郷の太田和美、田中信一郎をはじめ強豪がひしめく「華の69期」の仲間で一世を風靡(ふうび)したのは懐かしい思い出。1999丸亀MB大賞でG1初優勝を飾り2018びわこ近畿地区選手権で2度目のG1制圧。マスターズ世代へ入っても慌てず騒がず、マイペースを崩さず目前レースに全力を注ぐスタンスは変わらず、通算44優勝の航跡は実に輝かしい。尼崎は前回2020年7月G2MB大賞準V以来の参戦だが10優出の実績。優勝こそないが水面相性自体は悪くなく、いつも鋭く自在ハンドルを極めている。シリーズ前の10月18日が49歳の誕生日。あと150勝ほどになっている2000勝という大目標もあり絶妙のレース手腕と爽快プレーを見せてくれるだろう。

全国過去3節成績

開催期間競走タイトルボートレース場節間成績
データは前検日に更新いたします